産後は良くも悪くも夫婦関係が大きく変わります。 産後クライシスと呼ばれる、出産や子育てが原因で夫婦関係がうまくいかなくなる状態について、こんなこともあるんだよー、という情報共有ができればなー、と思います。 産後クライシスに悩んでいる、こうやって克服した、体験談、などなど!
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丁度先日、旦那ととあるカフェでお茶をしていた時に偶然高校時代からの友人に遭遇した。 彼女の胸元には小さな赤ちゃんがしがみついていた。 彼女は私と同じくらいの年に結婚をし、私より少し後から子作りに挑戦したいと考え始めたようで少し前には不妊治療を行い、なかなかうまくいかないという現状を耳にしていた。 私のことも全て話していて、なかなかうまくいかない現状にお互いがお互い思うところがあったように感じる。 そしてそれからまた少し経った時に同じように偶然旦那と共に遭遇するという場面があった。 その時、彼女の様子を一目見た瞬間、 『あ、妊娠してる』 とわかったのだ。 私は自分自身の云々を経て、よくわからない…
二回目、そして三回目の流産後に家にいることも辛く、だからと言って近所にはベビーカーというモンスターが出現することにビクビクしなくてはいけない精神状況の中、私はとにかくどこか遠くへ行きたくて仕方がなかった。 どこでもいい。とにかく遠くへ飛んで行きたかった。 しかし、実の所うちの旦那はパニック障害をずっと前から持っている。 基本、自分が運転する車やタクシーくらいしか乗ることが出来なかった。 私は元々生まれ育った家が旅行好きだったために子供の頃からいろんな土地へ連れて行ってもらっていたので、少なくとも年に一度くらいはどこかへ旅へ行きたい。 私にはそれが当たり前になっていた。 旦那は結婚前、いや、出会…
いつもの流れと変えて今日は少しタイムリーな話題について思う事があったため、綴ってみる。 今更の話になってしまうが「コロナウィルス」なる新型肺炎が予想以上に蔓延してしまっている。日本の遅い情報の中にいるとはいえ、これまでの事をかき集めて考えたらどうにもただの新型ウィルスとは考えにくい。 作られた生物兵器であるかは勿論定かではないが、もう大きすぎる多すぎる何かが国単位、世界単位で水面下以下の下の下の地下組織で行われているようで日々恐ろしい。 こうもなってくると、人間、どこの国の人だろうが、性別はなんであろうが、何歳であろうが、何の仕事をしてようが、結婚してようがしてなかろうが、子供がいようがいまい…
話はまた現在に戻るが、実はちょっと、いや、だいぶ困った近隣トラブルにて引越しの準備をしている最中でもある。 2回目の流産をし、その記憶が染み付いてしまったために1度目の引越し。 そしてその先のマンションも住んで一年半ほど経った頃に売却する方向になったので購入もしくは退去をと勧告されイソイソとまた引越し。 ようやく見つけたか?と思えた現在のマンションも上階の夜中の騒音があまりにも酷く(かなりのパーリーピーポーなのか夜中3時頃にいきなり暴れだす輩が集まる場所になっている)私のうつ病は今までで一番酷い状況となり、適応障害というものまで併発してしまった。 何度も言うようだ人間は睡眠が一番。眠れないと言…
昨日久々に近くに叔母が来ているということで会いに行ってきた。 私の叔母も過去に死産を経験し、その後も妊活的な事を続けたらしいのだが体力的にも精神的にも疲れてしまい、子供を持つ事を諦めたと言う。 その事をちゃんと知ったのも私がこの経験を経てからのことだ。 人間、本当に人の気持ちというものを自分の経験なしに推し量ることは難しい。 子供の時から毎年お盆の時や年末年始に山梨の山中にある祖父母の家に集まり、叔父や叔母、そして従兄弟たちと同じ食卓を囲み過ごすのが東京生まれ東京育ちの私にとっては故郷に帰る気分を存分に味わうことができ、楽しみで仕方がなかった。 今思うとその集まりがとても辛く苦痛で何故私だけ?…
最近では、私の周りはもっぱら第二子、第三子、が生まれ始めていて相変わらずSNS上にはその写真が日々溢れている。 以前は「結婚なんか」とか「子供なんか」とか言ってた人達でさえ親になり始めていて、なんだかんだ幸せいっぱい感をアピールし始めている。 私から言わせてみれば、虫のいい豹変にしか見えない。 私が30になるくらいの時に 「結婚して子供が欲しい」 と言ったら 「つまらなくなったもんだなぁ。」 なんて言われた事もある人でさえ、今は子供との日々をyoutubeで発信している。 まぁ、別にそれは構わないのですが・・・。 しかし心の暗闇くんは『はてさて、その幸せ感、いつまで続くかしら。ふっふっふ。』と…
去年、とある情報番組内で一時期インスタグラマーで人気を博しテレビにも多数出ていたGENKINGさんが久々に出演しインタビューを受けていた。 今どんな生活をしているか、テレビ出演がなくなっていたのは何故なのかを語っていた。 彼女はタイで性別適合手術を受け、戸籍も女性になったという。 現在、事実婚状態にいるパートナーがいてとても幸せそうな顔をしていた。良かったなぁ、なんて思って微笑ましく見ていた。 しかし、語っている途中でなぜ戸籍上も女性になったのに彼と結婚をしないのか?と尋ねられると顔を曇らせ、目を潤ませながら語った。 「郊外のショッピングモールや夕方のスーパーに行けないんです。子連れの人たちを…
この3回の流産経験をした中で、良かったというか思いもよらず分かったことがいくつかある。 前述したように2度目の流産後、夜の耳鳴りに悩まされて耳鼻咽喉科に通っても結局わからずに『ストレス性』なのではないかと診断された時、一応一度脳神経科の方でも検査をしてみては?と言われ、生まれて初めて脳のMRI検査を受けた。 耳鳴りとは全く関係のないものだったのだがほんの数ミリの脳動脈瘤が見つかった。 この時から毎年経過観察をして大きくなっていないかを見るようになった。 不幸中の幸い?と言えることかもしれない。幸い元々血圧も高くないし痩せ型ということもあって、大きくなっていかない限り日常生活に問題はないが、もし…
近頃は周りが子育て世代真っ只中ということもあり、ほぼほぼ会うことがなくなった。きっと子持ちの人たちはそのコミュニティーの中で連絡しあって会っては話をしたりしてるのだろう。 私は一人っ子ということもあり、両親が割と自由な人だったので学生時代から実家で一人で過ごす時間が割と多かったりもして一人の時間にはかなり慣れている。 一人牛丼なんて当たり前だし、一人回転寿司も高校生の頃からやっていた。一人手練れであると自負している。一人バーミヤンは結構気を使った思い出があるが・・・。 『おひとりさま』とかいうわけのわからないトレンドが囁かれている時も鼻で笑ったものだ。無理してやることではない。 そんなこんなだ…
こういう経験をしてもう一つ、強く強く感じた事がある。それは男性の子作りへの意識の低さというか知識の無さ。昨今では大分マシになてきているような気もするが・・・。 前述したように確かに男性は実際自分の体に子を宿すわけでもなく、ちょっと下品な言い方をすればタネを植えつけてしまえば水やりも収穫も一切関わりがない。 だから仕方ないじゃないか。と、今まで『男』『父』を立てる文化が当たり前であった日本では、「でかしたぞ!」とか言いながら後はお前、頑張れよ。ってな感じでお腹の中に宿った瞬間から子作りは女の仕事であると区切って考えていた風潮が強かったのだろう。 一度、旦那と赤提灯的な店で一杯やってる時に隣で飲ん…
その後も、体調の絶対的な回復はできていない。 心の方も、ちょっとした事がきっかけで暗闇くんと対峙する事になりその度にこのしんどい繰り返しが永遠に続くのかと考える事がその精神状態に拍車をかけた。 心療内科に通い始めたのは、如何にもこうにも思うように物が食べれなくなってしまい、生理が再びストップしてしまってからだった。今からもう2年前になる。 しかも最初に行く事になった心療内科は1日でも早く助けて欲しくて『予約せずに行ける』という利点だけで飛び入り状態で深く考えずに選び、あまり親身には話をしないおじいちゃん先生。 とにかく、とりあえず「まずは。」ってなノリで薬を服用するようになってしまった。 元々…
こういう日々を過ごしてきた中で、結構パンチを食らいまくっていたのがSNSだ。フェイスブックやインスタ、当たり前のように日々関わるようになっている日常で私はこれに大分苦しめられた。 見なきゃいいじゃん、と言われればそれまでなんだが、外にも出れず世の中から疎外されてるような気持ちでいっぱいになっていた私はとにかく体がしんどい時も携帯を眺めているしかなかった。 映画や読書や大好きなゲームをする『心の余裕』がその時はなかったのだ。 そういう意味でも携帯ほど恐ろしいものはない。一日中、感情無しにでもずっと眺めてしまえるツールなんだから。ある意味では酒よりよっぽど中毒性があるのではないかとさえ思う。怖い怖…
セカンドオピニオン的に新しく紹介していただいた病院にて、新たにいくつかの項目を検査した。 相変わらず、婦人科系の検査は痛い。発狂ものだ。でも、自分でもびっくりするくらいに慣れたものでちょっとやそっとの痛みでは何とも思わなくもなった。 痛みというのには体は慣れていくものだ。心は決して慣れるものではないけれど。 その中で、前の病院では検査しなかった項目から二つほど『もしかしたら関係してるかも』レベルで見つかったものがあった。一つは投薬にてすぐに直せるもの。もう一つは元々私の体に足りないものを長期的にサプリメントで補っていくというもの。 前述の通り2回目の流産後、初めて不育症の検査を一通りした時はこ…
そしてもう一つは鍼灸院。こちらの先生は普段はとある大病院で患者さんの相談を受けるお仕事をしながら、ご自分でも鍼灸院をされている方。とても優しい笑顔の温かい女性の先生だ。自らネットで検索をし見つけた先生だ。 これまでの事を細かく話をし、ゆっくり治していきましょうね。と言ってくださった。 3回目の流産手術を受けた後も、これと言った原因がなかったとはいえ不育外来には時々検査に通わなくてはならなかった。 ただでさえ記憶に染み付いてしまってしんどい空間だというのに、その不育外来はなぜか普通の『産科』的なエリアの真隣で拷問的な場所に肩身狭く置かれてるような感じだった。 不妊外来はちゃんと別のフロアに設置さ…
決定的な指針が定まったわけではないけど、もう一度。もう一度だけ頑張ってみよう。という気持ちが出て来ていた頃、3回連続、しかも短期間の間に妊娠→流産→手術を繰り返していたために身体がとにかくボコボコに破壊されていて、体重は元より5キロ以上落ちていた。 物を口に入れてもすぐにお腹がいっぱいになってしまい、一時期はスープさえも飲めずに苦しんだ。 不眠も相変わらず続いていたためにもう色々限界。『寝れない』『食べれない』はとにかく一番しんどいし生きていくエネルギーが全く補充できないでいた。そんな身体が辛くて悲しくて泣く。その繰り返し。 食べる事が大好きで仕方なかったのになぁ。 よし。とりあえずはこの身体…
再び現在に話を戻す。 今の悩みというか今私ができない事の一つが、『選択』をするという行為。 一番ひどい時は頭の中では今日の夜には何を作ろうと何となく決まっているのにいざスーパーへ到着すると、どの食材をチョイスしたら良いかが選択できないのだ。鶏肉一つとっても手にとっては戻し手にとっては戻しと繰り返して気付いたら1時間くらいその場に居続けた。側から見たら完全に不審者である。 これもどうやらまた、うつ病の一つの症状らしい。 ・ セミナーに夫婦で参加してからは何となく風通しのよい日々が見えてきて心内はゆっくりと平常である時間が長くなっていった。 生理は来ないし、物もあまり食べれず体重は減る一方で体型な…
何ヶ月かカウンセリングに通いながら想いを話し落とすことで、少しずつだけど日常に色を取り戻していった。 そんなある時、先生から 「今度流産や死産を経験した人やご夫婦を集めて3つの団体でセミナーを行うんです。」 という話を聞いた。 世の中には流産をした奥さんに対して全くの無関心でいる男の人も少なくないと言う。厳しく言わせていただければ、まぁ男なんて基本はそんなものだと思う。 自分の体は痛くも痒くもないないし、きっかけを与えればそれで終了なのだから。 その点、私の旦那は何とか一生懸命私のことを理解しようと努めてくれていた事は痛いほど伝わっていたけど、前述のように前妻との子供がいるという事実が私には重…
それからかなりの時間を費やしながら必死でネットを検索して、同じように流産・死産を経験されているカウンセラーの先生を見つける事ができた。 藁にもすがる思いでネットからすぐにメールを送ると直後に返信をくれた。 こちらに負担をかけさせないようにだろうか、区の地域センターの一室でのカウンセリングだった。 先生はとても若くて綺麗でとっても痩せていて、一瞬で同じような悲しい想いを抱えている人なんだとわかるような出で立ちの人だった。繊細で柔らかくて少し哀しい、そんな空気を纏っていた。それでも、とても心強い。 不思議な感情が「初めまして」の瞬間、湧き上がったのを覚えている。 温かいお茶を昔ながらのヤカンから入…
私には子供がいない。39歳の主婦だ。いや、正確に言えば私は親になれない。 心から将来は子供が欲しいと願って生きてきた人間だ。物事には必ず理由があるという文句は耳タコだが、私が親になる役目を任命されない理由があるとしたら、せめてそれを教えて欲しい。 それさえわかれば、何とか自分の中に無理矢理にでも腑に落とし違う生き方を真っ直ぐ模索できるのに。 前にも進めないし後ろにももちろん戻れない。今日は雨が降っているから人が少なくて助かる。 時折顔を見せる「暗闇くん」と名付けた鬱症状が久しぶりに顔を出している今は連休や晴れた公園、ショッピングモールなんて地獄絵図だ。 普通なら楽しいと感じるはずの場所や気候が…
一度目の妊娠は四年前だった。 結婚してちょうど一年経とうとしている時。 ドラマでしか見たことのなかった妊娠検査薬を使用した時のテンションときたら物凄く、陽性反応が出た時なんて黄色い声を出した。一人で。そんな声普段では絶対に出せないのに。 嬉しくて未来がパァーッと開ける感覚。心があったかく、ジーンと満たされる感覚。何度も何度もその検査薬を見返してはこの先の事を想像し心踊らせていた。キラキラしていた。 『私もお母さんになるんだ。』 しかし、初めて我が家にやって来ようとしてくれていたその子は心臓の鼓動を鳴らすことなく空へ帰ってしまった。あの日の産婦人科の暗い診察室。普段では絶対に人前ではしない格好で…
二度目の手術の後、大きな病院で一度検査をした方がいいと勧められ、日本ではまだ不妊と違い認知度の低い「不育症外来」のある病院を紹介してもらって検査をすることにした。 二度の手術で体も心もボロボロだったけど旦那に話した一番の気持ちは 「原因を知りたい」 ということだった。 私には中学の時、結構なガリ勉タイプで行きたい高校の為にコツコツ、いや、がっつりと勉学に励み何とか望み通りの高校に入学した経験がある。 「夢は叶う!」 とか大手を振って言ってる人やメディアには今では反吐が出るし「頑張ってもかなわない夢もあるんだよ~」って明るく未来ある子らとやらに優しく教えてあげたいところだが、とにかく頑張ってもな…
二度目の妊娠はその一度目の子を手術でサヨナラした半年後。 その時の先生には一回目の流産後 「次は絶対上手く生きますよ」 と言われていて、流産することも実はそう珍しくないと知識に入れた後だったので(このこと自体やはり経験のない人、ましてや男性なんて絶対に知り得ない情報だ)気持ち的には不安よりもまだ期待の方が大きかったように思う。そしてその先生の『絶対』という言葉を信じ切っていた。 恐ろしい言葉だ。『絶対』って。 言ってくれるな。絶対なんて。 椎名林檎の歌詞にあったな。 「あなたはすぐに絶対などという、私はいつもそれを嫌がるの、だって冷めてしまえばそれすら嘘になるじゃない」 絶対なんてこの世に存在…
この頃、体が確実におかしくなってることに気付き始める。 夜ベッドに入って周りが寝静まると近隣にずっとエンジンのついた車が止まってる低音が耳中に聞こえて気になって仕方がなくなった。その頃の住居はメゾネット式だったので上にある冷蔵庫の音かな?とか室外機の音かな?とか。ベッドから夜中に起き上がって何度もその音の出所を探りに行ったものである。旦那にも話し、色々な原因を探ってもどこか外から聞こえる音ではなさそうだった。耳鼻科に行って検査をし投薬をして様子を見るも、これまた特に原因もわからず一向に良くならなかった。 夜寝静まるのが怖い。テレビを付けっ放しにして寝てみたり。ノイズキャンセルの耳栓も無駄な出費…
話は現在に戻る。 久しぶりに厄介な暗闇くんが随分と居座っていて、その上違う顔を度々覗かせてくるのだ。とにかく訳もなく泣かせてくる日。矛先の不明な怒りが頭の靄をフツフツと湧き上がらせようとする日。何もしたくないし、誰にも会いたくない日。底のない自信喪失の穴蔵から出てこれない日。消えてなくなりたい。どこか遠くへ行きたい。 そう。自覚症状のあるうつ病なのだ。 実はうつ病というものはこうして文字なり言葉に発すると少し楽になったりするものである。周りの家族以外に「私、うつなんだよね。」なんて言えてる時はそれは最早うつではないのだろうと思うけど、自分でこっそり告白したりするとちょっとだけ暗闇くんが嫌な顔を…
3回目の流産はお腹で少し育とうとしてくれていた事もあり、入院して前日からゆっくり処置を行いながら受けることになった。 告知を受けた後、散々に泣き叫び頭から煙が出るようにフリーズ状態の自分だったというのに、入院当日、当然ながら鼓動を止めてしまっている我が子の姿をもう一度確認する。再確認しなければならない。 もちろん動いてはいなかった。小さな形だけを残し、止まってしまっていた。 何も言えなかった。 母と父に付き添われながら入院病棟に行き、大丈夫だからと帰した後に仕事を終えた旦那が来た。ハッキリとした記憶はないけどその時は涙が出なかったと思う。 飄々と一日の流れを話しただけだったような気がする。 旦…
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不育症の一連の検査を旦那とともに終え、体の変調になんとなく違和感を感じていた日々。不育科の先生にも言われたのは 「やはり年齢とともに流産率はもっと上がってくる。できたらまた早くチャレンジした方が良い」 という話。 そしてそのまま、自分の体と心の声よりも先生の言葉に重きを置いてしまった。専門の先生だ。間違いない。急がなきゃ。急がなきゃまた同じ思いをする『確率』が増えてしまう。怖い。もう嫌だ。 急がなきゃ。急がなきゃ。 まるで宗教のようにその言葉だけを信じ、少し休んだ方が良いのではという家族の言葉にも耳を貸さなかった。貸せなかったのだ。 子供が欲しいと願いそれにチャレンジし、それでも何かが原因で躓…
次の日の夕方に手術を終え、しばらく安静にした後旦那の車で自宅に帰った。 この空気感も3回目。慣れたものだ。 流産し、その子がお腹にとどまっている状態で行う掻爬手術というものを受けた後、何日間か子宮を元の大きさへ戻す収縮剤というものを飲まなければならない。 これは普通に妊娠、出産した人もお産後に飲むものらしくそれもまた精神的にもとっても酷なことだった。その薬には『妊娠中は禁忌』的なことがデカデカと大げさに記されていて、心の中では『なんて嫌味な』と思ってたものだ。 『妊娠中にこれを飲む人がいるのか?間違えて?それともわざと?だったらどっちにしろ親になる資格なんてねーよ』 なんてことまで思ったりして…
空気が薄くて世界はここにしかないように感じて、一人じゃないのにとにかく一人と感じる毎日。 少し前までお腹にいた命はあっけなくまた、いなくなっちゃったんだもの。 取り上げられちゃったんだもの。 空虚って言葉はこういう気持ちにとても似合っている。おセンチなんてとうのとうに通り越して自分の体が存在してることさえもわからなくなるくらい空っぽだった。 これではまずい、と奮起して外へ散歩へ出向いても子供を見かけるだけでまた濃度の薄い堪えられない涙が流れる。発狂したくなる。そんなことは出来ないから手の甲を抓って紛らしながらまた家へ逆戻りする。 あの、子供の頃に注射を打つ時、痛いことを紛らわすために抓った時と…
気分が割といい日とまぁまぁな日、ちょっと悪い日とどうしようもなく涙が止まらない日。ぐるぐる繰り返していた。 昔、好きだったドラマで『青い鳥』という豊川悦司主演のドラマがある。 物語の始まりは田舎町で小さな駅の駅長をしていた主人公がその地に現れる子連れの綺麗な奥様との出会い。再婚相手の佐野史郎演じる旦那さんにはただのモノ扱いされて、苦しい思いをしていた夏川結衣演じるその美女と結局お互いに惹かれあってしまい、旦那さんから逃げ出すために子供を連れて駆け落ち的なことをするんだけど・・・ 結局主人公を守るためにその奥様は自殺。子供だけが残る事になる。 刑務所から出てきた彼がその連れ子だった少女と再会した…
早急に引っ越しをし、バタバタしていることで少し気が紛れる時間が持てたことでまあまあ悪くない日が続いていたが、作業が落ち着いてひと段落した瞬間にまたすぐ暗闇くんはノコノコとやってきた。 暗闇くんを意識したのはきっとこの時が初めてだったと思う。ものの2ヶ月弱で戻ってきたやつをはっきりと認識した。行ったり来たりする何かがいると。 子連れの人とすれ違いそうな時、ゾンビゲームでもやってるような感覚でハッと道を変え、また出てきやしないかとヒヤヒヤしながら歩く。ベビーカー集団なんてボスレベルの危険地帯だ。地図上なんて真っ赤な危険地帯だらけである。 疲労と恐怖は積み重なり孤独はどんどこ増していく。 そして続々…
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昔に比べて増えてきた高齢出産。35歳以上の初産婦の方。 高齢出産に関することなら、どんなことでもOKですので お気軽にトラックバックしてください。
胎教は最もみ身近な早期教育です。難しくとらえずママだけに与えられた特権を堪能しましょう!
赤ちゃんの夜泣き対策手段の1つとして有名なおくるみについてのテーマが無かったので作りました。 赤ちゃんのおくるみについて情報交換しましょう! スワドルアップ・スワドルミーなど具体的な商品についても大歓迎です。
現在、日本では夫婦6組に1組が 不妊治療をしています。(男女で推計60万人) 毎年、こどもの数が 15万人規模で減少しているのを知っていますか。 西洋医学の不妊治療では 少子化が止まりません。 東洋医学(鍼灸)の不妊治療に ◇興味がある方 ◇挑戦したい方 ◇経験談 のブログ記事を募集します。 東洋医学は 平安時代より産婦人科を診ています。 984年(永観2年)には 宮中医官である鍼医の丹波康頼により 『医心方』が編纂され 明治維新で日本が西洋化されるまで 医師は、東洋医師(鍼医・漢方医)でした。 鍼医や漢方医は、あらゆる病を治療し 日本人が絶滅することなく現代に至ります。 また、家系存続の危機である お世継ぎ問題も歴史上活躍してきました。 =現代の不妊症も東洋医学が解決します=
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